'25/09/19 障がいお役立ち情報№171(心疾患の障害②)
- akihisa-fukuda
- 17 分前
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前回に引き続き今回も心臓疾患による障害に関して書いていきます。
今回は「心疾患による障害認定基準」のうち、「心疾患による障害の区分」「心疾患による障害認定の対象等」の2点について書きます。
【心疾患による障害の区分】
⒈ 心疾患とは
本節で「心疾患」とは、心臓だけでなく血管を含む循環器疾患を指すものとされております。ただし、血圧についての疾患は除かれます。
⒉ 心疾患による障害の種類の区分
心疾患による障害は「弁疾患」「心筋疾患」「虚血性心疾患(心筋梗塞|狭心症)」「難治性不整脈」「先天性心疾患」に区分されております。
【心疾患による障害認定の対象等】
⒈ 心疾患の障害等級の認定
心疾患の障害等級の認定は、最終的には心臓機能が慢性的に障害された「慢性心不全」の状態を評価することであり、この状態は虚血性心疾患や弁疾患、心筋疾患などのあらゆる心疾患の終末像であるとされております。
また、「慢性心不全」とは心臓のポンプ機能の障害により体の抹消組織への血液供給が不十分なった状態を意味し、一般的には左心室系の機能障害が主体をなしますが、右心室系の障害も考慮に入れなければならず、左心室系の障害により、動悸や息切れ、肺うっ血による呼吸困難、咳・痰、チアノーゼなどが、右心室系の障害により、全身倦怠感や浮腫、尿量減少、頸動脈怒張等の症状が出現します。
⒉ 肺血栓塞栓症と肺動脈性肺高血圧症の取り扱い
肺血栓塞栓症と肺動脈性肺高血圧症は、「心疾患」による障害として認定されます。
⒊ 心血管疾患が重複している場合の取り扱い
心血管疾患が重複している場合は、客観的所見に基づいた日常生活能力等の程度を十分考慮したうえで、総合的に認定されることとされております。
今回は心疾患による障害認定基準のうち、「心疾患による障害の区分」「心疾患による障害認定の対象等」の2点について触れました。次回も引き続き「心疾患の障害」について見ていきます。次回は「心疾患の障害③」として、「臨床所見」「検査成績」の2点について書きます。
最後までお読み頂きありがとうございました!
【参考文献】
・医療・福祉・年金相談の現場で役立つ!障害年金実務必携 / (株)日本法令 /
令和2年4月1日初版2刷 / 加賀佳子 著
・知りたいことが全部わかる!障害年金の教科書 /
漆原香奈恵・山岸玲子・村山由希子 / (株)ソーテック社 / 2019年12月31日
・日本年金機構 国民年金・厚生年金保険 障害認定基準「01.pdf (nenkin.go.jp)」
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