'25/09/26 障がいお役立ち情報№172(心疾患の障害③)
- akihisa-fukuda
- 9月26日
- 読了時間: 3分
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前回に引き続き今回も心臓疾患による障害に関して書いていきます。
今回は「心疾患による障害認定基準」のうち、「臨床所見」「検査成績」の2点について書きます。
【臨床所見】
⒈ 主要症状疾患
主要症状には、「胸痛」「動悸」「呼吸困難」「失神」等の自覚症状と、「浮腫」「チアノーゼ」等の他覚所見があります。
⒉ 他覚所見の詳細
他覚所見は、医師の診察により得られた客観的症状であるため、常に自覚症状と連動しているか否かに留意する必要があるとされております。重症度の判断には、「心電図」「心エコー図・カテーテル検査」「動脈血ガス分析値」も参考とされることとされております。
【検査成績】
⒈ 検査成績の種類
検査成績としては、「血液検査(BNP値)」「心電図」「心エコー図」「胸部エックス線」「エックス線CT」「MRI等」「核医学検査」「循環動態検査」「心カテーテル検査(心カテーテル法|心血管造影法|冠動脈造影法等)」があります。
⒉ 対象疾患と各種検査成績の取り扱い
疾患により用いられる検査が異なっており、また、特殊検査も多いため、診断書上に適切に症状をあらわしていると思われる検査成績が記載されているときには、その検査成績も参考としつつ、認定時の具体的な日常生活状況等を把握して、総合的に認定することとされております。
今回は心疾患による障害認定基準のうち、「臨床所見」「検査成績」の2点について触れました。以前にも書きましたが、私の経験上、やはり検査成績のような数値化される診断書の項目は、審査側から非常に重要視されていると感じる機会が多分にあります。障害年金の審査においては、誰が見ても同じ結果・判断となる数値等の客観的な証拠がきっと重要な根拠とされているのでしょうね。審査請求や再審査請求における不服申し立て手続きにおいても、主張根拠として頻繁に引用される実態があります。次回も引き続き「心疾患の障害」について見ていきます。次回は「心疾患の障害④」として、「異常検査所見」について書きます。
最後までお読み頂きありがとうございました!
【参考文献】
・医療・福祉・年金相談の現場で役立つ!障害年金実務必携 / (株)日本法令 /
令和2年4月1日初版2刷 / 加賀佳子 著
・知りたいことが全部わかる!障害年金の教科書 /
漆原香奈恵・山岸玲子・村山由希子 / (株)ソーテック社 / 2019年12月31日
・日本年金機構 国民年金・厚生年金保険 障害認定基準「01.pdf (nenkin.go.jp)」
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