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'26/02/06 障がいお役立ち情報№191(肝疾患の障害③)

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 今回も次回に引き続き「肝疾患による障害」について書いていきます。今回は「肝疾患による障害」の中でも「異常検査所見・臨床所見」「一般状態区分」について書きます。

【異常検査所見・臨床所見】

 肝疾患での重症度判定の検査項目及び臨床所見並びに異常値の一部を示すと次のとおりです。

  血清総ビリルビン

 ●単位:mℓ/分

 ●基準値:0.3~1.2    ●中等度異常:2.0以上3.0以下 ●高度異常:3.0超

  血清アルブミン(BCG法)

 ●単位:mℓ/dℓ

 ●基準値:4.2~5.1    ●中等度異常:3.0以上3.5以下 ●高度異常:3.0未満

  血小板数(1日尿蛋白量又は尿蛋白/尿クレアチニン比)

 ●単位:万/μℓ

 ●基準値:13~35    ●中等度異常:5以上10未満   ●高度異常:5未満

  プロトロンビン時間(PT)

 ●単位:%

 ●基準値:70超~130  ●中等度異常:40以上70以下  ●高度異常:40未満

  腹水         ●中等度異常:腹水アリ    ●高度異常:難治性腹水アリ

  脳症(※昏睡度分類) ●中等度異常:Ⅰ度      ●高度異常:Ⅱ度以上


(※)昏睡度分類

Ⅰ度 

 ●精神症状:

 睡眠-覚醒リズムに逆転。 多幸気分ときに抑うつ状態。 だらしなく、気にとめない態度。

 ●参考事項:

 あとで振り返ってみて判定で きる。

Ⅱ度 血清アルブミン(BCG法)

 ●精神症状:

 指南力(時、場所)障害、 物をとり違える(confusion) 異常行動 (例:お金をまく、 化粧品をゴミ箱に捨てるなど) ときに傾眠状態(普通のよびかけで開眼し会話が出来る) 無礼な言動があったりするが、他人の 指示には従う態度を見せる

 ●参考事項:

 興奮状態がない。 尿便失禁がない。 羽ばたき振戦あり。

Ⅲ度 

 ●精神症状:

 しばしば興奮状態またはせん妄状態を伴 い、反抗的態度をみせる。 嗜眠状態(ほとんど眠っている)。 外的刺激で開眼しうるが、他人の指示には従わない、または従えない(簡単な命令に は応じえる)。

 ●参考事項:

 羽ばたき振戦あり。 ( 患者の協 力がえられる場合) 指南力は高度に障害。

Ⅳ度 

 ●精神症状:

 昏眠(完全な意識の消失)。 痛み刺激に反応する。

 ●参考事項:

 刺激に対して、払いのける動作、顔をしかめるなどがみら れる。

Ⅳ度 

 ●精神症状:

 深昏睡。痛み刺激にもまったく反応しない。

 ●参考事項:

 特にナシ。

【一般状態区分】

 障害の程度を一般状態区分表で示したものは次の通りです。

 

 「無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの

 

 軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの

  例えば、軽い家事、事務など

 

 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの

 身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出がほぼ不可能となったもの

 身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの



    今回は肝疾患による障害認定基準のうち、「異常検査所見・臨床所見」「一般状態区分」について触れました。次回も引き続き「肝疾患の障害」について見ていきます。次回は「肝疾患の障害④」として、「障害等級」について書きます。

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

【参考文献】

・医療・福祉・年金相談の現場で役立つ!障害年金実務必携 / (株)日本法令 /

                            令和2年4月1日初版2刷 / 加賀佳子 著

・知りたいことが全部わかる!障害年金の教科書 /

              漆原香奈恵・山岸玲子・村山由希子 / (株)ソーテック社 / 2019年12月31日

・日本年金機構 国民年金・厚生年金保険 障害認定基準「01.pdf (nenkin.go.jp)

 
 
 

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